first notice

春も近くなると、見知らぬ世界からの呼びかけが
鳥の囀りのように、誰にも聞こえるように
また言葉数すくなく


世界も様々で、今日的な普通にシャレた世界であったり
日本的なしかし初めて知る素敵な寡黙な世界であったり
意外な普通とあべこべの世界であったり


first notice には知られぬプライムワードが含まれていたり
誰も知らないからプライムで
そもそも相手にもしていなかった、むしろ貶していた者まで
注目する。


春の妖精はひかえめなようである


first notice でその世界をふりかえり
この世界はこんなものなのかと
毎年悩んだり


春の妖精はそれを見て
喜んだりは、決してしていない


大人になれば、ズルい奴には先手を打つ